長い戦い、本当にお疲れ様でした! 医師国家試験の2日間を走り抜けた今、まずはゆっくり休みたいところですよね。でも、心のどこかで「合格発表までに何をすればいいんだろう?」と、ちょっとした不安を感じている人もいるかもしれません。
この期間は、人生の中でも特別な時間です。今後の医師としての第一歩を踏み出すための準備期間でもあり、同時に、これまでの頑張りを労う大切なリフレッシュ期間でもあります。一体、何を優先して、何を後回しにすればいいのでしょうか?
この記事では、合格発表までの過ごし方、必須の手続き、そして後悔しない時間の使い方について、優先順位をつけながら、一つずつ丁寧に解説していきます。ボーダーラインが気になって夜も眠れない…という特別なケースを除けば、ここで紹介するステップで進めていけば、きっと大丈夫。安心して、この貴重な時間を過ごしてくださいね。
まずは「自己採点」を済ませよう!
さあ、国試が終わったばかりで、まだ試験の緊張が残っているかもしれませんね。でも、何はともあれ、一番最初にやってほしいのが「自己採点」です。 「結果を見るのが怖い」「もうしばらく試験のことは考えたくない」という気持ち、痛いほどよく分かります。私もそうでした。でも、これは現実的な手続きとして、避けて通れない道なんです。
なぜ自己採点が必要なのか?
実は、研修先の病院から「自己採点の結果(点数)を教えてください」という連絡が、意外と早く来ることが多いんです。これは、病院側が研修医の受け入れ準備を進める上で、あなたの状況を把握しておく必要があるから。具体的な数字だけは、必ず把握しておくようにしましょう。
2026年時点の主要な自己採点サービス
多くの受験生が利用している、信頼性の高いサービスがいくつかあります。私も現役時代にはお世話になりました。ぜひ、活用してみてください。
- メディックメディア: 講師速報
- medu4: 講師速報
- みんこれ(m3.com): 医師国家試験 自己採点サービス
- MEC: 自己採点解答速報
ちょっとしたコツですが、数字のブレを確認するため、複数のサイトに登録しておくことをおすすめします。 サービスによって採点基準や解答速報のタイミングが微妙に異なることもありますからね。ボーダーライン上の点数でない限り、多少の割れ問やズレで一喜一憂したり、メンタルを乱したりする必要はありません。「だいたいこのくらいの点数だな」と把握できたら、病院への報告準備は整ったと考えていいでしょう。
書類手続きの準備(ここが重要!)
自己採点という「現実」に向き合ったら、次は「事務作業」です。ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、4月1日からスムーズに研修医として働くために、合格発表前から準備できるものは、先に動いておくのが鉄則ですよ。
準備すべき5つの書類アイテム
これらを早めに確認して、手配に取り掛かりましょう。
- 医師免許申請書(原則は合格発表後に記入)
これは合格が確定してから記入するものですが、どんな書類が必要になるか、事前に目を通しておくのは良い準備になります。 - 健康診断書
大学指定、もしくは就職先の病院指定のフォーマットがある場合が多いので、必ず確認してくださいね。指定がない場合は、一般的な健康診断で問題ないか、念のため確認しておくと安心です。 - 登録済証明書用のハガキ(最重要!)
これ、本当に大切です! 医師免許証そのものが手元に届くまで、申請から約2〜3ヶ月かかるって知っていましたか? その間、「医籍登録は完了しており、医療行為が可能である」ことを証明するのが、このハガキなんです。これがないと、4月から研修が開始できない病院もあります。必ず、必ず準備しましょう。私もこれでヒヤリとした経験がありますから、強くお伝えしておきます。 - 住民票の写し または 戸籍謄本
本人確認や本籍地の確認のために必要になります。市役所などで取得できるので、早めに手配しておきましょう。 - 収入印紙(6万円分)
医師免許申請時に必要になります。金額が大きいので、準備を忘れないようにしてくださいね。郵便局などで購入できます。
あとは全力で遊ぶべし!
さて、やるべき手続き(①自己採点、②書類準備)が終わったら……もう、徹底的に遊んでOKです!
試験終了から合格発表までの約1ヶ月間は、人生の中でも本当に数少ない「完全に自由で、何の責任も負わない期間」です。この時間は二度と戻ってきません。私もこの時期は、本当に解放された気分で、毎日が輝いていました。
- 長期旅行に行く
国内外問わず、行きたかった場所へ思いっきり出かけてみませんか? 学生のうちにしかできない、時間と体力のある旅行は格別ですよ。 - 趣味に没頭する
読書、映画、ゲーム、スポーツ…試験期間中に我慢していた趣味に、心ゆくまで時間を費やすのもいいですね。 - 会いたい人に会う
家族や友人、恋人。大切な人たちとゆっくり過ごす時間も、この期間だからこそできる贅沢です。
何をして過ごしても自由です。ちなみに、動画に出演しているみずき先生は、この期間を利用してプロポーズをしたそうです。それくらい、人生のビッグイベントに充ててもいい、貴重な時間と言えますね。私も、この期間に新しい趣味を見つけましたよ。
新生活の準備(家探し家具)
思いっきり遊ぶ合間に、少しだけ頭の片隅に置いておきたいのが、4月からの生活拠点の確保です。
- 家探しは早めに:
3月に入ると、条件の良い物件はどんどん埋まってしまいます。合格発表を待たずに、情報収集だけでも始めておくといいでしょう。内見も、早めにしておくと安心です。 - 家具家電の確認:
病院の寮に入る場合でも、備え付けの家具がどこまであるか確認が必要です。「ベッドはあるけどマットレスがない」「冷蔵庫はあるけど洗濯機がない」といったケースも意外とありますから、事前にリストアップして確認しましょう。 - 情報収集:
不動産業者のYouTubeなどで、賃貸契約の最低限の知識を入れておくとスムーズです。私も引っ越しの際には、ずいぶん助けられました。
研修医に向けた勉強は必要?
真面目な方ほど「4月に向けて医学の勉強をしておいた方がいいのでは?」と不安になるかもしれませんね。その気持ち、よく分かります。でも、結論から言うと、今の時期に勉強はしなくてOKです。
現場(研修)に出れば、座学の100倍の密度で学ぶことになります。私もそうでしたが、最初の数ヶ月は毎日が新しいことだらけで、教科書を読む暇もないほどでした。今は英気を養うことを優先してください。心と体のエネルギーを充電することが、何より大切です。
それでも不安で何か読んでおきたいなら
どうしても何か読んでおきたい、という気持ちが強い場合は、以下の「研修医のバイブル」的な書籍がおすすめです。私も研修医時代に大変お世話になりました。
- 『内科レジデントの鉄則』(鉄板の一冊です。研修医になったら、きっとみんな持っているでしょう)
- 『当直医マニュアル』
- 『今日の治療薬』
また、MECやTECOMなどが提供している「研修医向けスタートアップ講座」のような動画を眺めてみるのも良いでしょう。あくまで「予習」程度で、気負う必要はありません。義務感でやるのではなく、「ちょっと見てみようかな」くらいの軽い気持ちで触れてみてください。
卒業式の準備
意外と忘れがちなのが、卒業式の衣装(袴やスーツ)です。直前になると、好みのデザインやサイズが選べなくなる可能性があります。特に袴は、人気のものは早くから予約が埋まってしまうので、早めに手配を済ませておきましょう。
また、卒業式当日は、その後の謝恩会などで丸1日潰れることが多いため、前後のスケジュールには余裕を持たせておくと安心です。私も当日は、朝から晩までバタバタでした。大切な思い出の日ですから、慌てずに楽しめるように準備しておきたいですね。
まとめ
医師国家試験、本当にお疲れ様でした。この後のロードマップをもう一度確認しておきましょう。
- 自己採点(病院報告用)
- 書類準備(特に登録済証明書用ハガキは最優先!)
- 遊ぶ!!(これが一番大切です)
- 新生活卒業準備
やるべきことを早めに終わらせて、残りの期間は心置きなくリフレッシュしてください。この期間の過ごし方が、4月からの研修医生活のスタートダッシュに大きく影響します。心身ともに健康な状態で、新しい一歩を踏み出せるように、大切に過ごしてくださいね。
4月から始まる医師としての人生が、素晴らしいものになることを心から応援しています!