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医師国家試験勉強法の最適解とは! いつから始める?

目次

医師国家試験に向けて、最適な勉強法を選ぶ必要があります。この記事では、国試の定番である、評価が高い問題集や参考書について解説します。国試に向けてどのようなスケジュールを組み、どういう学習環境が適切なのかを理解して、勉強を進めましょう。

医師国家試験とは

医師になるために必要な医師国家試験は、毎年2月上旬に行われます。2日間の日程で1日200問ずつ、合計で400問出題されます。
問題は総論、各論、必修の3種類であり、問題形式は以下の3つです。

臨床問題 相対基準
一般問題 相対基準
必修問題 絶対基準

相対基準とは、他の受験者の出来により変動する基準であり、絶対基準は他の合格者の出来に左右されず、一定の得点が必要な基準です。

医師国家試験の合格率は、毎年90%前後です。ほとんどの受験生が合格するため、残りの10%に入らないように、周囲の受験生と同じような勉強をすることが大切です。

厚生労働省では、以下に該当する者に受験資格があると定めています。

  1. 学校教育法に基づく大学において、医学の正規の課程を修めて卒業した者
  2. 医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後1年以上の診療および公衆衛生に関する実地修練を経たもの
  3. 外国の医学校を卒業し、又は外国で医師免許を得た者であって、厚生労働大臣が(1)又は(2)に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有し、かつ、適当と認定したもの
  4. 沖縄の復帰に伴う厚生省関係法令の適用の特別措置等に関する政令第17条第1項の規定により医師法の規定による医師免許を受けたものとみなされる者であって、厚生労働大臣が認定したもの

【引用元】厚生労働省|医師国家試験の施行について

医師国家試験のおすすめ問題集

国試に向けて、どのような問題集を使えばいいのでしょうか。ほぼすべての医学生が使っているのが「クエスチョンバンク(QB)」という過去問題集です。

国試では過去問が何度も出題されるため、過去問演習は必です。QBでは、直近10年以内に出題された問題に焦点を当てており、繰り返し過去問を解くことで特徴と傾向をつかめるでしょう。

解説も詳細かつ丁寧であり、「1周目問題」は短期で全体像を把握するのに役立ちます。書籍版の付録サービスであるQBオンラインでは、13,000題以上の過去問が収録されており、分野別の演習が可能です。

学習状況に応じて問題を選び、問題のシャッフルもできるうえ、進捗状況も確認できます。

医師国家試験のおすすめ参考書

医師国家試験の勉強を進めるにあたり、よい参考書を使うことが大切です。QBとの連携にも対応している3つの参考書をおすすめします。

病気がみえる

「病気がみえる」は、医学書ランキングの上位を占めており、多くの医療従事者に支持されている医学人共通のテキストです。

イラストや画像が多い点が特徴であり、病態や症状、検査などの学習ポイントを整理して視覚化しています。はじめに全体像を見せてから個々のテーマを詳細に説明しているため、記憶に残りやすい工夫がされているのも特徴です。

諸学者にも向いているうえ、国試対策だけでなく、医療現場・臨床実習でも活用できます。

基礎と臨床をリンクする構成になっているため、ただ暗記するだけでなく、病気について、症状や病態まで知識・理解を深められるでしょう。

【参照元】MEDIC MEDIA|チーム医療を担う医療人共通のテキスト 病気がみえる

イヤーノート

「イヤーノート」には、前掲の「病気がみえる」の内科分野が圧縮され、麻酔科・救急・中毒分野が追加されています。文字が多く図や画像は少なめで辞書のような構成であり、ほぼすべての医学生が使っている定番の参考書です。

また、mediLinkアプリ専用の電子版もあります。イヤーノートは、国試の過去問が青字で分かりやすく表示されています。QBを電子連携させれば、青字箇所から関連する過去問を開くことができ、反対にQBの問題解説からイヤーノートの関連ページへとアクセスできるようになります。

タブレット端末などにアプリを入れることで、いつでもどこでも簡便に利用可能です。

【参照元】MEDIC MEDIA|mediLink版イヤーノートアプリ

レビューブック

「レビューブック」は、疾患ごとの要点をまとめた参考書です。キーワードがみえる短文構成のため、総復習や暗記に役立つでしょう。

「病気がみえる」よりもさらにポイントが集約されており、内科・外科に加えて小児科・産婦人科、眼科・耳鼻咽喉科などのマイナー科も網羅しています。

国試で過去に出題された箇所にはマークがつけられているため、重要な範囲に絞った学習が可能です。

【参照元】MEDIC MEDIA|医師国試向け参考書一覧

医師国家試験勉強の最適解とは?

医師国家試験の勉強では、過去問を繰り返し解くことで知識を定着させ、理解を深めることが重要です。国試対策の最適解となる勉強法やスケジュール、学習環境を押さえましょう。

医師国家試験の勉強法とスケジュール! いつから何をする?

短期集中タイプ、長期で計画的に進めるタイプなど、人により勉強スタイルは異なります。しかし、いずれにせよ試験の直前になって勉強を始めるのではなく、しっかりとスケジュールを組み、準備することが大切です。

5年生から少しずつ勉強を始めれば、精神的にも余裕をもって勉強を続けられるでしょう。まずは、動画教材を何度も視聴して、全体の流れを把握してください。苦手な分野、分からない点について把握し、記録に残すと後の学習に役立ちます。

5年生の実習でまわる予定の科に合わせ、計画的にQBを進め、冬までに1周目を終えましょう。過去問を解くことで、国試の全体像や出題傾向をつかみやすくなります。さらに、現場の医療へのイメージも描きやすくなり、モチベーションも高まるはずです。

6年生の春には、QBの2周目を始められるのが望ましいでしょう。分からない問題だけでなく、自信がない問題もなくす必要があります。苦手な分野を集中的に解くのも効果的です。

6年生の夏頃からは、国試に加えて卒業試験も見据えて勉強し、QBの3周目を始めましょう。冬になるまでには3周目を終え、すべての問題について、自信をもって解答できる状態にしておくことが重要です。

6年生の冬には、総復習に手をつけながら、卒業試験に向けて学んだことを確実に自分のものにする意識をもち、勉強を進めましょう。

ずっと同じペースで勉強するのは難しいこともあるでしょう。集中する期間と息抜きする期間のペース配分をうまく行うことが大切です。

勉強方法とスケジュールの詳細は、下記のサイトをご参照ください。

【関連記事】医師国家試験受験生 年間スケジュール 勉強方法

合格につながる学習環境とは?

合格につながる勉強をするには、グループ学習がおすすめです。

国試に合格するには、膨大な項目を覚え、問題を解かなければなりません。同じ目標に向かう仲間と勉強することで、自分の進捗状況を正確に把握し、不安を共有して励ましあうことができます。

グループで学習すれば、自分の得意分野を相手に教えたり、苦手な分野の問題の解き方を教わったりできます。特に、心電図などの画像つきの問題は、会話や議論をする中で記憶に残りやすいため効果的です。

仲間と問題の範囲と期限を決めて取り組むと、より計画的にモチベーションをもって学べるでしょう。現在、仲間と勉強するのが難しい、さらには自分一人では心もとないという人は予備校を利用するもよいかもしれません。

医師国家試験の勉強法について、以下の動画でも紹介しています。

【関連動画】【医学生】医師国家試験の勉強法の最適解|勉強会とは【前編】
【関連動画】【医学生】医師国家試験の勉強法の最適解|勉強会とは【後編】

MediE医師講師 凛子 先生のワンポイントアドバイス

まずは動画を早めに見て、傾向や流れを一通りつかんだうえで、問題演習QBを進めるとよいでしょう。

また動画を見ながら、自分なりに要点をまとめたノートを作成することをおすすめします。勉強を進めるうえで、自作したノートがあれば振り返りやすくなり、役立つでしょう。

まとめ

医師国家試験では、膨大な項目を暗記・理解する必要があります。国試に向けて、スケジュールをしっかり組んで最適な勉強法を採用することが大切です。優良な問題集・参考書を使い、動画を視聴したりグループで学習したりしましょう。

個別指導塾MediEには、医学指導の専門家がそろっており、個別指導や担任制を採用しています。国試合格まで個別にカリキュラムやスケジュールを作成し、オンラインでいつでも質問に対応可能です。

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