2023年2月4日~5日の2日間、第117回医師国家試験が行われました。医師国試個別指導塾であるMediEからも、数多くの受講生がそれぞれの思いを胸に国試に臨みました。
2023年3月でMediEを卒業するタローさんは、2021年にオンラインコースを受講し、2022年から通塾コースに切り替え、医師国家試験合格に向けて対策を重ねてきました。今回は国試を終えたばかりのタローさんに、MediEとともに過ごしてきた2年を振り返ってのお話をうかがいました。
医師国家試験を終えて…
―――まずは、国試を終えられた率直な感想を教えてください。
やっと終わったなと、肩の力が抜けました。また、先ほど自己採点が終わり、その結果を見てもう一段階ほっとしたところです。
―――国試当日の様子はいかがでしたか?
私は何度か国試の経験があり、試験会場も行ったことがある場所だったので、気持ちの面では緊張せずに試験に臨めたと思います。当日の朝にはMediEの先生方が応援にきてくださって、とても心強かったです。
1日目の試験を終えた後、自己採点で間違えた問題などを見つけて、よくも悪くもないといった感触でした。そのため、2日目は少し暗い気持ちだったかもしれません。1日目の結果が悪かったら2日目で取り返さないといけないと思いますし、1日目の感触は2日目に大きく影響するのではないかと思います。
―――これまでを振り返って、一番大変だったことはなんですか。
環境の変化に対応するのが大変でした。2022年4月にMediEの通塾コースに通うまでは自宅で勉強をしていたのですが、MediEの教室に通うことで家のことに手が回らなくなったりして、その調整に苦労しました。その反面、教室に来たら勉強だけに集中できるので、その点はとてもよかったと感じています。
オンラインから通塾へ ~MediEと二人三脚で過ごした2年間~
―――国家試験への勉強の道のりで、MediEをどのように活用したか教えてください。
私は2021年に、1年間MediEのオンラインコースで個別指導を受けておりました。その時は2週間に1度1時間、講師の方に医師国家試験対策で分からなかったことや、疑問に思ったことをまとめて質問していました。また、1週間に1回、MediEのカウンセラーと、学習計画を立て、さらに1週間の学習の進捗の確認をしておりました。それ以外は、基本的にカウンセラーの方と一緒に決めたスケジュールに従って自学学習をメインに国試対策を行っていました。それで116回は合格に至らなかったので、みずき先生のアドバイスもあり、2022年からはに通塾に切り替えました。
通塾コースに変わってからは、週に6日ほど、朝から夜にかけて8~10時間ほど新橋教室で勉強していました。講師からの個別指導も、2週間に1回から週に2回に増えましたね。疑問点を解消できることに加えて、通塾コースには自己分析の面で非常に大きなメリットがあったと思います。これまでは、自分がどうして国試に落ちてしまったのか、自分の勉強法のどこを改善すべきかといった課題を、自分で探しきれていなかった部分がありました。MediEの通塾コースに切り替えたことで、講師の方からの頻繁な確認が入るようになり、自分だけでは見えなかった課題にも対策できるようになりました。
―――国試対策で、そもそも学習塾を利用しようと思ったきっかけはなんですか?
やはり一番は、在学時も卒業後も国試に合格できなかったことです。このまま自学学習で対策を続けることも検討しましたが、自己採点の結果がなかなか伸びず、何かを変えないと国試合格は難しいと考えました。そこで自学学習に加えて利用できるサービスを探したのが、学習塾を検討するきっかけになりました。
―――数ある学習塾からMediEを選んだ決め手はなんですか?
大きかったのは、費用がリーズナブルだったことです。国試浪人生のための通塾サービスとなると、最低でも400万円代からといったところが多いんです。さすがにその金額は自分だけでは用意できないので、どうしようかと悩んでいました。そんな時に、ちょうど2021年にMediEのオンラインコースが始まって、受講生を募集していたんです。受講概要を確認して、MediEのオンラインコースなら利用できると思い、MediEに通うことを決めました。
―――その際に、まずは無料面談があったかと思いますが、当時はどんなお話をされましたか?
医師国家試験に落ちた原因ついて一緒に分析を行って、合格に近づくためのアドバイスをいただいた記憶があります。ほかにも「こういった事情で勉強に集中できない」などといった、医師国家試験以外の面でも相談に乗っていただきました。面談を担当されたみずき先生も国試浪人の経験があり、こちらの話に共感しながらご自身の経験談も教えてくれて、面談を終えた後はとても気持ちが楽になりました。
MediEの強みは、“自分に合った勉強方法から選べる2つのコース”と“徹底的な分析”
―――オンラインコースと通塾コースの両方をご経験されたことから分かった、MediEのメリットとはなんでしょうか。
通塾のメリットとしてあげられるのは、勉強だけに集中できる環境を物理的に作れることだと思います。私の場合、オンラインを利用しての自学学習だと、買い物や家事といった家のイベントに流されてしまって、なかなか勉強に集中できなかったんです。勉強する場所を変えるという形で、強制的に家から自分を切り離せたことは、今回の国試対策で一番大きな効果を生んだのではないかと思います。
自分に合った勉強方法に応じて通塾とオンラインを柔軟に切り替えられるのが、MediEの長所のひとつではないでしょうか。
両方のコースのメリットとして思いつくのは、質問が出た時にすぐに聞ける環境だったことです。通塾だと教室にいつも講師の方がいますし、オンラインでもチャットで質問をすれば、数時間以内にどなたかが回答してくれるので、とても心強くて安心感がありました。
―――MediEに通うようになってから、大きく変わった点はありますか。
分析の面が大きく変わりました。自己分析もそうですし、試験問題への分析も念入りに行えたと思います。当然ながら、国試に対する理解は講師の方々の方が深いので、どこの部分を暗記していた方がいいのかなどを丁寧に教えてくれます。
また「どうしてこの選択肢が正解なのか」に加えて、「どうしてこの選択肢が不正解として採用されているのか」にまで言及して解説していただきました。これは、1人で自学学習をしていた時にはなかった視点なので、非常に助かりました。不正解である選択肢の意味やそこから導き出せる疾病まで網羅しておくことで、過去問題から少し観点をずらした問題にも対応できるようになったんです。
オンラインから通塾に変わったことで講師との面談が増え、オンラインの時にはまとめて行っていた試験対策を、分野ごとにスモールステップで行えたことも、大きな変化だと思います。
“周りと一緒に同じ勉強ができる環境”が大切 ~MediEで得られた“居場所”~
―――MediEで過ごしてきた2年の中で、特に思い出深いエピソードはありますか。
もうすぐ医師国家試験という追い込みの時です。最後は自分が苦手な問題をピックアップしたノートを作り、ポイントを絞って勉強をしていました。その時は、みずき先生が近くを通りがかるたびに「タローさん。じゃあ、質問です。」と、苦手分野から即興で問題を出してくれました。それで知識が定着しましたし、実際に国試でまったく同じ問題が出題されたんです。その時が2日間の国試の中で一番うれしかった瞬間で、MediEに通ってよかったと実感した瞬間でもありました。
―――MediEはあなたにとって、どんな存在でしたか?
一言で表現するなら、“居場所”だったと思います。
自分に合った勉強方法はそれぞれなので、もちろん自学学習で十分に国試対策ができる方もいると思います。しかし、私にはそれが難しかったので、自分だけではカバーできない部分をフォローしてもらえる環境がとても大切でした。さらに通塾に切り替えてからは、勉強するための生活リズムを整えて集中することもできました。
―――最後に、国家試験合格に向けて頑張っている皆さんに一言お願いします。
医師国家試験は、皆と同じ勉強をして、皆が分かる問題をきちんと理解していれば合格する試験だと、一般的にはよく言われています。しかし、留年や国試浪人を経験した方は、周りに同じ境遇の人もいなくて、そもそも皆と同じ勉強をすること自体が難しいものです。だからこそ、そんな自分を支えてくれる場所が必要だと思います。
MediEのような学習塾を利用したり、国試浪人生の集まりに参加することなどをきっかけにして、“周りと一緒に同じ勉強ができる環境”を見つけることが大切なのではないでしょうか。
―――タローさん、ありがとうございました!
まとめ
タローさんはMediEを利用することで、自分自身と試験に対する理解を深められたと同時に、精神面を支えてくれる大切な居場所を見つけられたようです。同じ目標に向けて一緒に努力する仲間がいる環境は、国試対策だけではなく、社会のあらゆる面でも共通して大切なポイントなのではないでしょうか。
医師国試個別指導塾MediEでは、ご希望に応じてオンラインコースと通塾コースを選択できます。まずは無料面談に申し込んで、医師国家試験に関する悩みや不安を相談してみてはいかがでしょうか。ご相談内容に応じて、適切なコースやプランを提案いたします。