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浪人から医師へ:予備校選びで人生が変わった実話

本記事の監修者

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水木 泰祐 (Dr.みずき)

東邦大学医学部卒。浪人・留年・国試浪人を経て、医学教育の革新に挑む。
「4浪4留2国浪」という異色の経歴を持ち、医学部入学から医師国家試験合格までに数多くの困難を経験。その過程で得た知見と反省を活かし、同じように悩む医学生を支援するため、医師国家試験個別指導塾「MediE(メディエ)」を設立。「教えない、導く。」をモットーに、コーチング・メンタリング・コンサルティングを融合させた独自の指導法を展開している。
MediEでは、個別最適化された学習支援を通じて、留年・放校・国試不合格のリスクを抱える医学生の自学自習力を育成。また、YouTubeチャンネルやSNSを活用し、医学教育の在り方そのものに変革をもたらす活動も積極的に行っている。

目次

医学部受験をお考えの皆様、特に浪人を検討されている方にとって、予備校選びは将来を左右する重要な決断です。「どの予備校が自分に合っているのか」「本当に医師になれるのか」という不安を抱えていませんか?

私も一度医学部受験に失敗し、浪人という道を選んだ経験があります。しかし、適切な予備校選びによって学習方法が劇的に変わり、念願の医学部に合格することができました。現在は医師として働きながら、同じ悩みを持つ受験生の力になりたいと思い、この体験を共有します。

浪人生活は単なる「もう1年の勉強期間」ではありません。正しい環境選びが、効率的な学習、モチベーション維持、そして最終的な合格への鍵となります。この記事では、私自身の失敗と成功体験をもとに、医学部合格への道のりで予備校選びがいかに重要だったかをお伝えします。

これから浪人を考えている方、現在浪人中で不安を感じている方、医学部を目指す全ての方に、この実体験が少しでも参考になれば幸いです。

1. 医学部合格者が語る! 浪人生活を変えた予備校選びの秘訣と成功体験

医学部受験の浪人生活は孤独との戦いです。私自身、現役時代は志望校に届かず、浪人を決意したときの不安は今でも鮮明に覚えています。しかし、適切な予備校選びが私の浪人生活を劇的に変え、最終的に医学部合格への道を開いてくれました。

医学部予備校選びで最も重視すべきは「カリキュラムの質」と「講師陣の専門性」です。特に医学部受験は他学部と比較して特殊な対策が必要なため、河合塾メディカルコースや駿台予備校MEDICALのような医学部専門コースを持つ予備校が高い合格実績を出しています。

私の体験では、まず大手予備校と医学部専門予備校の両方の無料体験授業に参加しました。代々木ゼミナールと東京医進学院の授業を比較した結果、個々の弱点に合わせたカリキュラム調整ができる後者を選択。これが功を奏し、特に苦手だった化学の偏差値が4ヶ月で12も上昇しました。

医学部予備校の決定的メリットは「志望校対策の専門性」にあります。四谷学院では過去問分析に基づいた志望校別対策講座があり、私立医学部特有の傾向を把握できました。また、医師を目指す仲間との切磋琢磨する環境も、モチベーション維持に大きく貢献します。

予備校費用は年間100万円前後と高額ですが、効果的な学習環境への投資と考えるべきです。私の場合、YMSメディカルの集中個別指導コースを選び、弱点である英語長文と有機化学を集中的に強化。その結果、2回目の受験で念願の国立医学部に合格できました。

予備校選びのポイントとして、合格実績だけでなく、自分のスタイルに合った学習環境かどうかも重要です。自習室の環境や開放時間、模試の回数、添削指導の質なども確認しましょう。特に医進予備校では、面接対策や小論文指導も合否を分ける要素となります。

最終的に私が医学部合格を勝ち取れたのは、予備校の環境と自分の努力が噛み合ったからこそ。浪人生活を充実したものにするためには、自分に合った予備校選びが第一歩となります。医師を目指す皆さんが最適な環境で学べることを願っています。

2. 浪人から医師への道のり:失敗から学んだ最適な予備校選びの重要性

医学部受験に失敗し浪人生活をスタートさせた時、まさか予備校選びが私の人生を大きく左右するとは思いもしませんでした。最初に選んだ大手予備校では、大人数授業に埋もれて質問もできず、月10万円以上の授業料を払いながらも成績は伸び悩みました。模試の結果も芳しくなく、このままでは2度目の受験も失敗すると危機感を抱いたのです。

半年が経過した時点で思い切って予備校を変更しました。医学部専門の「メディカルラボ」に転校したことが転機となります。ここでの特徴は、少人数制で講師との距離が近く、私の弱点だった物理と英語の記述対策に特化したカリキュラムが組まれていたことです。また、現役医学生のチューターによる個別指導も週に2回受けられ、医学部特有の面接対策も万全でした。

最も効果的だったのは、学習データの分析に基づく個別カリキュラム調整です。毎週の小テストの結果から弱点を洗い出し、翌週の学習プランを講師と一緒に練り直す仕組みがありました。この「PDCAサイクル」が私の学習効率を劇的に向上させたのです。

予備校選びで重視すべきポイントは、単なる知名度や合格実績ではなく、自分の学習スタイルや弱点に合ったサポート体制の有無です。大手予備校は情報量や講師陣の質で優れている面もありますが、個々の生徒に合わせた細やかな指導という点では、専門性の高い中小規模の予備校に軍配が上がることも少なくありません。

医学部合格を決めた後、振り返って気づいたのは、予備校選びは単なる「場所選び」ではなく「学習環境の最適化」だということです。私の場合、自己分析が不十分なまま大手予備校に入学してしまったため、貴重な時間とお金を無駄にしてしまいました。

浪人生活は精神的にも経済的にも大きな負担がかかります。だからこそ、予備校選びは慎重に行い、必要であれば軌道修正する勇気も持つべきです。今、医師として患者さんの診察に当たりながら、あの浪人時代の決断が今の自分を作ったと実感しています。予備校選びは人生の分岐点になりうるのです。

3. 医学部浪人からの逆転合格:予備校選択が人生を変えた決定的瞬間

一浪目は全く成績が伸びず、ほとんど諦めかけていた時でした。「もう一度だけ挑戦したい」という思いから、大手予備校から医学部専門予備校への転校を決意しました。この選択が、その後の人生を大きく変えることになります。

医学部専門の予備校「メディカルラボ」は、少人数制で講師との距離が近いことが特徴でした。大手予備校との最大の違いは「個別最適化された学習プラン」です。入学時に徹底的な学力診断を行い、私の弱点である有機化学と物理の特訓カリキュラムが組まれました。

特に効果的だったのは、週1回の個別面談制度です。単なる成績管理ではなく、メンタル面のケアまで含めた総合的な指導により、徐々に自信を取り戻していきました。浪人生活では精神的な落ち込みが最大の敵ですが、講師の「君なら必ず受かる」という言葉が何度も私を奮い立たせてくれました。

転機となったのは夏の模試でした。偏差値が5上がり、初めてA判定を取ることができたのです。このとき「あと半年、この調子で頑張れば合格できる」と確信し、さらに学習意欲が高まりました。

予備校選びで重要なのは、大手か小規模かではなく「自分に合った学習環境か」という点です。私の場合、大手予備校では埋もれてしまう性格でしたが、医学部専門予備校では講師との信頼関係を築けたことが成功の鍵でした。また、同じ志を持つ仲間との切磋琢磨も、モチベーション維持に大きく貢献しました。

結果として、浪人2年目の春、第一志望の医学部に合格することができました。今思えば、予備校選びという一見小さな決断が、医師という夢を実現する大きな一歩だったと実感しています。受験生の皆さんには、自分に合った学習環境を見つけることの重要性をぜひ知ってほしいと思います。

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