福岡県久留米市 / 私立 / 1928年創立
久留米大学
医学部
「国手の理想は常に仁なり」を建学の精神に掲げ、九州・西日本を代表する伝統医学部。大学病院が隣接し、早期から臨床に触れられる環境が整う一方、進級の厳しさは全国トップクラス。
定員
110名
医学科
ストレート卒業率
76.7%
4人に1人が留年経験
国試合格率(第119回)
84.3%
新卒 115名中97名
6年間総学費(目安)
3,620万円
入学金含む
目次
1
基本情報・大学の特徴
| 設置形態 | 私立大学 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県久留米市旭町67 |
| 創立 | 1928年(九州医学専門学校として創立) |
| 医学部開設 | 1952年 |
| 定員 | 110名(医学科) |
| 男女比 | 男性 約69% / 女性 約31% |
| アクセス | 西鉄久留米駅・JR久留米駅よりバス(約10分) |
| 附属病院 | 久留米大学病院(特定機能病院・1,000床超)がキャンパス隣接 |
建学の精神「国手の理想は常に仁なり」
最高の医師(国手)であるためには、常に仁(思いやり・人間愛)を持ち続けなければならないという意味。単なる医療技術の習得にとどまらず、豊かな人間性と高い倫理観を持つ医師の育成を目指している。1928年の創立以来、九州・西日本を代表する医学部として多くの医師を輩出してきた。
- 文医融合の総合大学として、文学部・法学部・経済学部など多様な学部と連携した幅広い教育が受けられる
- 特定機能病院である久留米大学病院が隣接しており、早期から臨床の空気に触れられる実践的な環境
- オックスフォード大学など海外大学との国際医学交流プログラムがあり、グローバルな視点も養える
- 先端がん治療研究センター・循環器病研究所・高次脳疾患研究所など、最先端の研究施設が充実
- 天神・博多まで電車で約30分というアクセスの良さ。九州全域から学生が集まる
MediE 上級認定コーチ コメント
【担当コーチ名】
久留米大学は「九州の伝統医学部」として全国から学生が集まります。大学病院が目の前にあり、早い段階から臨床の空気に触れられる環境は本当に恵まれています。ただし「入ってからが本番」という大学でもあります。入学後のギャップで苦しむ学生を多く見てきたので、早めに大学の仕組みを理解しておくことが大切です。
2
学生の特徴・雰囲気
出身地の多様性
九州地方だけでなく、全国各地から学生が集まる。推薦入試の一次試験を東京でも受験できる制度があり、関東・関西からの入学者も多い。多様な価値観に触れられる環境が整っている。
学習への姿勢
真面目な学生が多い印象。進級が厳しいこともあり、試験前は仲間同士で助け合って勉強する文化が根付いている。一人ひとりにアドバイザー教員がつく制度もあり、相談しやすい環境が整っている。「厳しいが面倒見がよい」という口コミが多い。
部活・課外活動
部活動は約30種類。運動部は上下関係が厳しい部もある。医学部生同士の交友関係も多く、男女比は約7:3。部活を通じて他大学との交流も盛ん。ただし部活と勉強の両立には計画的な時間管理が必要。
💡
講義・指導が厳しい教員が多い一方、相談窓口や担任制度が整備されており、サポート体制は充実している。「厳しいが面倒見がよい」という口コミが多い大学。
MediE 上級認定コーチ コメント
【担当コーチ名】
久留米大学の学生は「仲間と一緒に乗り越える」という意識が強い印象です。ただ、進級試験の直前になって初めて「こんなに難しかったのか」と気づくケースが多い。MediEでは早期から伴走することで、そのギャップを埋めるお手伝いをしています。
3
カリキュラム・学べる内容
1〜2年次
教養科目 + 基礎医学
多彩な一般教養科目に加え、解剖学・生理学・生化学などの基礎医学が本格化。医学入門実習・施設体験実習で早期から現場を体験。協同学習プログラムでグループで学ぶ力を養う。
⚠️ 1年後期から基礎医学が本格化。仮進級なし・一発留年のルールが適用される
3〜4年次
臨床医学 + RMCP(研究室配属)
診療科別の臨床医学科目・社会医学・行動科学。3年次に研究室配属(RMCP)で科学的探究心を育む。4年次に共用試験CBT・OSCEを受験し、合格することで臨床実習へ進める。
⚠️ 2年次・3年次のCBTで60点以上が進級の必須要件
5〜6年次
臨床実習(ポリクリ)+ 卒業試験
大学病院・教育関連病院での診療参加型実習。チーム医療・多職種連携を体験。6年次に卒業試験A・Bを経て医師国家試験へ。卒前統括講義で国試直前の総まとめも実施。
⚠️ 卒試の合格基準が国試より厳格。6年次の最大の関門
久留米大学ならではの特色プログラム
- RMCP(研究室配属プログラム):3年次に興味のある研究室に配属。過去に優秀な研究者を多数輩出
- 協同学習(1年次):グループで学び合う能動的学習スタイル。仲間との絆が深まる
- 臨床実習前訓練(4年次):CBT・OSCE通過後に実習前の集中訓練を実施
- 卒前統括講義(6年次):国試直前の総まとめ講義で合格率を底上げ
- 国際医学交流:オックスフォード大学など海外大学との研修プログラム
- 数理・データサイエンス・AI教育:文理融合の総合大学ならではのプログラム
MediE 上級認定コーチ コメント
【担当コーチ名】
RMCPは久留米大学の大きな特徴で、3年次から本格的な研究に触れられます。ただし同じ3年次に臨床医学CBTという大きな壁もあります。研究と試験対策を両立するには、計画的なスケジュール管理が必要です。
4
久留米大学医学部で留年が多い鬼門は?
1年後期の基礎医学と2年・3年のCBT対策
🚨
久留米大学医学部のストレート進級・卒業率は約76.7%。
実質「4人に1人はどこかの学年で留年を経験する」という厳しい現実があります。
実質「4人に1人はどこかの学年で留年を経験する」という厳しい現実があります。
⚠️ 仮進級なし・一発留年のルール
久留米大学医学部には「仮進級」の制度がありません。1年生の後期からさっそく本格的な基礎医学が始まりますが、1科目でも単位を落とすとその時点で即留年が決まり、その学年のすべての単位がやり直し(取り直し)になります。
この「一発アウト」のルールがあるからこそ、苦手科目を後回しにせず、早めの対策が不可欠です。
この「一発アウト」のルールがあるからこそ、苦手科目を後回しにせず、早めの対策が不可欠です。
1年後期:基礎医学スタート(解剖・生理・生化)
留年リスク:高
仮進級なし。1科目でも60点未満で即留年・全単位やり直し
2年次:基礎医学CBT(60点以上が進級必須要件)
留年リスク:非常に高
CBT60点未満は即留年。「共用試験だから大丈夫」という油断が命取り
3年次:臨床医学CBT(60点以上が進級必須要件)
留年リスク:非常に高
RMCP(研究室配属)と並行して対策が必要。スケジュール管理が重要
6年次:卒業試験A・B(三重の合格条件あり)
留年リスク:高
必修80%・総論各論70%・禁忌3問以下をすべて満たす必要あり
- 仮進級制度なし:1科目でも落とすと即留年・全単位やり直し(他大学にある「仮進級」が存在しない)
- 態度評価が判定要件:出席・レポート・学習姿勢が「D」評価だと他科目の点数が良くても進級審議対象
- CBTが進級必須要件:2年・3年ともに60点以上が必須。全国共通試験を「大学独自の進級要件」として使用
- 科目数が多い:基礎医学の科目数が多く、1科目でも油断できない構造
- 卒試の合格基準が厳格:必修80%・医学総論各論70%・禁忌3問以下をすべて同時に満たす必要あり
MediE 上級認定コーチ コメント
【担当コーチ名】
「仮進級がない」というのは本当に大きなポイントです。他の大学では「1科目だけ再試で乗り越えて次の学年へ」ということができますが、久留米大学ではそれができません。1年生の後期から油断すると一気に留年が決まってしまう。MediEでは特に1〜2年生の早い段階からのサポートを強く推奨しています。
5
進級試験・学年別判定基準(公式基準)
📋
以下は久留米大学医学部の公式進級・卒業判定基準をもとに整理したものです。全学年共通で「態度評価D」は即進級審議対象となります。
| 学年 | 公式判定基準・鬼門となるポイント | MediEの対策 |
|---|---|---|
| 全学年共通 | 「態度評価」が判定要件に含まれる。これが「D」評価の場合、他科目の点数が良くても一発で進級審議対象となる。 | 日頃の出席やレポート、学習姿勢のメンタル面からサポート。 |
| 第1学年 要注意 | 後期から基礎医学(解剖・生理・生化など)が本格化。仮進級なし・1科目でも60点未満で即留年・全単位やり直し。 | 早期から苦手科目を特定し、1科目ずつピンポイントで補強。 |
| 第2学年 最難関 | 全科目の合格(60点以上)に加え、「基礎医学CBT」の成績が60点以上であることが必須。CBT未達成は即留年。 | 過去問プール問題を徹底分析し、基礎医学の暗記を効率化。 |
| 第3学年 最難関 | 全科目の合格(60点以上)に加え、「臨床医学CBT」の成績が60点以上であることが必須。RMCP(研究室配属)との両立が必要。 | ブロックごとの臨床医学の壁を、現役医師講師が並走して突破。 |
| 第4学年 | 共用試験CBT・OSCEの合格が臨床実習参加の前提条件。CBT未合格の場合、実習に進めない。 | CBT対策の問題演習・弱点補強を集中的に実施。 |
| 第5学年 | 各診療科の臨床実習(ポリクリ)の評価。実習態度・レポートの提出が重要。 | 実習中の疑問点・知識補強をオンラインでリアルタイムサポート。 |
| 第6学年 要注意 | 卒業試験A・Bの合算判定。「必修問題80%以上」「医学総論・各論の合計70%以上」「禁忌肢3問以下」をすべて満たす必要あり。 | 国試前の最大の難所である卒試を、過去問の出題癖に絞ってピンポイント指導。 |
🚨
重要:久留米大学医学部には仮進級制度がないため、どの学年でも1科目でも60点未満の単位を落とすと即留年となり、その学年の全単位がやり直しになります。
MediE 上級認定コーチ コメント
【担当コーチ名】
2年次・3年次のCBTは「進級の必須要件」として設定されているのが久留米大学の特徴です。CBTを「共用試験だから何とかなる」と甘く見ている学生が留年してしまうケースを何人も見てきました。MediEでは久留米大学のCBT出題プールを分析した上で、効率的な対策プランを提供しています。
6
卒業試験の難易度と医師国家試験合格率
卒業試験(卒試)の難易度
卒試A・Bの合算判定で、必修問題80%以上・医学総論各論70%以上・禁忌肢3問以下をすべて同時に満たす必要があります。国試本番より合格基準が厳格に設定されており、「卒試に受かれば国試も受かる」という水準です。
卒試に不合格の場合は卒業できず、国試を受験する資格も得られません。6年次の最大の関門です。
卒試に不合格の場合は卒業できず、国試を受験する資格も得られません。6年次の最大の関門です。
卒試が厳しい理由・意義
久留米大学が卒試の基準を高く設定しているのは、「国試に合格できる実力がない学生を卒業させない」という方針のためです。これにより、卒業できた学生の国試合格率は高水準を保っています。ストレート卒業率は低くても、卒業生の国試合格率が高いのはこの厳格な卒試制度の裏返しです。
第117回(2022年度)
100%
新卒 102名全員合格
第118回(2023年度)
90.7%
新卒 107名中97名合格
第119回(2024年度)
84.3%
新卒 115名中97名合格
第120回(2025年度) 最新
88.5%
全国60位・全体合格率
ℹ️
第120回(2025年度)の全体合格率は88.5%(全国60位)です。卒試の厳格さで卒業生数が絞られる一方、卒業できた学生の国試合格率は高水準を保っています。卒試対策から国試本番まで一貫した対策が重要です。
MediE 上級認定コーチ コメント
【担当コーチ名】
久留米大学の卒試は「必修80%・総論各論70%・禁忌3問以下」という三重の合格条件があります。国試より厳しい基準なので、卒試対策をしっかりやれば国試は自然についてくる、という考え方もできます。ただし6年生になってから慌てて始めるのでは遅い。5年次の実習中から意識して知識を積み上げることが重要です。
7
入試情報(参考)
ℹ️
MediEは進級・卒試・国試対策の塾ですが、参考情報として入試概要を掲載しています。最新の入試情報は必ず大学公式サイトでご確認ください。
| 偏差値 | 65〜68前後(全国82校中 70〜75位) |
|---|---|
| 倍率(前期) | 10〜14倍前後 |
| 合格最低点 | 得点率 64〜79%前後(大学非公表・予備校各社データ) |
| 一次試験科目 | 数学(100点)・理科2科目(200点)・英語(100点) 計400点 |
| 二次試験 | 小論文(50点)・個別面接(50点) 計100点 |
| 面接形式 | 個別面接(面接官2名・受験生1名・約15分) |
| 小論文 | テーマ型・800字・60分 |
| 再受験 | 非公式に寛容とされる。年齢制限なし |
| 地域枠 | 久留米大学特別枠・福岡県特別枠・自己推薦型など |
8
学費・奨学金制度
6年間の総学費(目安)
3,620万円
※入学金・授業料・施設設備費等の合計。別途実習費等が発生する場合あり
| 学年 | 入学金 | 授業料等 | 年間合計(目安) |
|---|---|---|---|
| 1年次 | 150万円 | 約410万円 | 約560万円 |
| 2年次 | — | 約590万円 | 約590万円 |
| 3年次 | — | 約590万円 | 約590万円 |
| 4年次 | — | 約590万円 | 約590万円 |
| 5年次 | — | 約620万円 | 約620万円 |
| 6年次 | — | 約670万円 | 約670万円 |
| 合計 | 150万円 | 約3,470万円 | 約3,620万円 |
特待生
久留米大学医学部特待生制度
成績優秀者に対して授業料の一部を免除。入学後の成績によって選考。
貸与型
修学資金貸与制度(地域枠)
福岡県・久留米市などの地域枠入学者を対象に修学資金を貸与。卒業後に指定地域で一定期間勤務することで返還免除。
日本学生支援機構
第一種・第二種奨学金
成績・家計基準を満たす学生が申請可能。第一種は無利子、第二種は有利子。
⚠️
留年した場合は追加で1学年分の学費(約590〜670万円)が発生します。進級対策への早期投資は、留年コストの回避という観点からも非常に重要です。
9
卒業後のキャリアパス
🏥
臨床医(最多)
卒業後2年間の初期臨床研修を経て、専門科を選択。久留米大学病院・九州大学病院をはじめ、全国の病院へ就職。九州を中心に全国に広がるネットワークを持つ。内科・外科・小児科・産婦人科など幅広い診療科に進む卒業生がいる。
🔬
基礎医学研究者
大学院進学後、基礎医学の研究者へ。がん・循環器・脳神経など先端研究施設での研究活動。RMCPで研究の基礎を学んだ学生が大学院へ進むケースも多い。過去に優秀な研究者を多数輩出。
💊
製薬・医療産業
製薬会社での新薬開発・医療機器メーカー・医療コンサルタントなど。文医融合の総合大学ならではのビジネス視点も活かせる。久留米大学ビジネス研究所との連携で病院経営・管理の専門家を目指す道もある。
主な就職先病院(参考)
MediE 上級認定コーチ コメント
【担当コーチ名】
久留米大学の卒業生は九州全域に広がるネットワークを持っています。東京・関東の病院への就職実績もあり、出身地を問わず全国で活躍できる大学です。ただし「医師になる」という最初の関門を突破するために、進級・卒試・国試の対策を早めに始めることが何より大切です。
10
よくある質問(久留米大学医学部 専用FAQ)
久留米大学医学部は1科目だけ落としても留年しますか?
はい。久留米大学医学部には仮進級制度がないため、1科目でも60点未満の単位を落とすと即留年となり、その学年の全単位がやり直し(取り直し)になります。他大学にある「仮進級」「条件付き進級」の制度は存在しません。苦手科目を後回しにせず、早めの対策が不可欠です。
久留米大学の「基礎医学CBT」や「臨床医学CBT」の対策は可能ですか?
はい、完全に可能です。久留米大学医学部では2年次・3年次のCBTで60点以上を取ることが進級の必須要件となっています。MediEでは現役医師講師がCBTの出題プールを分析し、効率的な暗記方法と問題演習をマンツーマンで指導します。
部活や実習が忙しいのですが、スケジュールは合わせられますか?
はい、完全オンラインの指導ですので、久留米大学医学部の講義、部活、または高学年の病院実習(ポリクリ)のスケジュールに合わせて、夜間や土日など柔軟に授業時間を設定いただけます。
久留米大学医学部のストレート進級率はどのくらいですか?
久留米大学医学部のストレート進級・卒業率は約76.7%というデータがあります。実質「4人に1人はどこかの学年で留年を経験する」という厳しい現実があります。仮進級制度がなく一発留年のルールがあるため、早期の対策が非常に重要です。
久留米大学医学部の医師国家試験合格率はどのくらいですか?
第119回(2024年度実施)の新卒合格率は84.3%、第118回は90.7%、第117回は100%でした。卒業試験の合格基準が厳格なため、卒業できた学生の国試合格率は高水準を保っています。ただし近年は私立平均(95%前後)を下回る年もあり、卒試対策と並行した国試対策が重要です。
久留米大学医学部の卒業試験はどのくらい難しいですか?
卒業試験A・Bの合算判定で、「必修問題80%以上」「医学総論・各論の合計70%以上」「禁忌肢3問以下」をすべて同時に満たす必要があります。国試本番より合格基準が厳格に設定されており、「卒試に受かれば国試も受かる」という水準です。