こんにちは。医学部進級・医師国家試験対策の個別指導塾 MediE(メディエ) です。
6年生のみなさん、病院見学と採用試験に追われる夏だと思います。そんな中で、いま何よりも先に確認してほしいことが一つあります。研修医マッチングの「参加登録」は、2026年7月30日(木)14時で締め切られます。
「見学も行ったし、採用試験も受けたから大丈夫」——そう思っている人ほど危険です。マッチングは、この参加登録を済ませていなければ、そもそも土俵に上がれません。今回は、締切直前に必ず押さえておくべきポイントと、この先10月までのスケジュールを整理します。
まず結論:参加登録の締切は7月30日(木)14時
2026年度の医師臨床研修マッチング(2027年4月研修開始)の参加登録は、2026年6月4日14時に受付が始まり、2026年7月30日13時59分をもって終了します。同じ日時で、参加者の取消手続きの受付も締め切られます。
登録には、大学事務局から配布された参加登録用のIDとパスワードが必要です。手元に見当たらない人は、いますぐ学務課・教務係に確認してください。ここで一日迷っている余裕はありません。
なお、日本国外の大学の医学部を卒業した方は、参加登録用ID・パスワードの発行申請フォームからの別手続きが必要で、申請期間は例年4月下旬から7月下旬までとされています。該当する方は特に急いでください。
「14時締切」の怖さを甘く見てはいけない
マッチングの締切がほかの手続きと決定的に違うのは、その厳格さです。マッチング協議会は、システム時刻が締切日の14時になると同時に、参加登録の操作中であっても登録が締め切られると明記しています。
さらに、使用端末の不具合、停電、病気、怪我など、いかなる理由であっても期限を過ぎてからの登録はできないと繰り返し警告されています。事情を説明すれば何とかなる、という性質のものではありません。
13時50分から登録を始めて、Wi-Fiが不安定で入力が終わらなかった。実習が長引いて操作する時間が取れなかった。理由がどれだけ切実でも、結果は同じです。「締切当日にやる」という発想自体をやめて、今日中に終わらせてください。
登録を逃すとどうなるか
マッチングに参加登録していない場合、10月の組み合わせ決定の対象から外れます。採用試験に合格していても、マッチングを通じた研修先の決定には乗れません。残された道は、マッチングで定員が埋まらなかった病院を対象とした二次募集を探すことになり、選択肢は大きく狭まります。
6年間の学びの締めくくりとして、どこで医師としての最初の2年間を過ごすか。それを左右する手続きが、たった数分の操作である——この落差こそが、毎年一定数の取りこぼしを生んでいる原因です。
登録が終わったら、次はこのスケジュール
9月11日(木)14時:希望順位登録の受付開始
選考を受けた研修病院のうち、実際に入職してもよいと思える研修プログラムだけを登録します。「とりあえず全部入れておく」という登録は、望まない病院にマッチしてしまうリスクを生みます。順位の付け方は、自分の希望順に素直に並べるのが原則です。
10月8日(木):参加者情報修正の最終期限
氏名や連絡先などの参加者情報の修正は、2026年10月8日13時59分まで受け付けられています。夏の間に住所や電話番号が変わった人は、忘れないうちに直しておきましょう。
10月9日(木)14時:希望順位登録の最終締切
ここも参加登録と同様、締切と同時に作業途中でも打ち切られます。国試対策が本格化し、模試も重なる時期です。カレンダーに入れるだけでなく、9月中に一度は仮登録を済ませておくことを強くおすすめします。
10月22日(木)14時:組み合わせ決定発表
オンラインで結果が発表されます。ここから国試本番まで、およそ3か月半です。
今年のマッチングで押さえたい「広域連携型プログラムⅡ」
今年のマッチングから、選択肢に新しい形が加わっています。大学病院と医師少数県の協力病院を組み合わせる「広域連携型プログラム」について、2027年度からは、1年目に協力病院・2年目に大学病院で研修する「広域連携型プログラムⅡ」が新設されます。従来は1年目に大学、2年目に協力病院という順序(Ⅰ型)のみでした。
1年目をどちらで過ごすかは、初期研修の手応えを大きく左右します。地域医療の現場で先に主体的な経験を積みたいのか、まず大学病院で系統的に基礎を固めたいのか。志望順位を考える前に、自分がどちらのタイプかを言語化しておくと、9月の順位登録で迷いが減ります。
国試との両立:第121回の日程はすでに公表済み
厚生労働省は2026年7月1日、第121回医師国家試験の施行内容を公表しました。試験は2027年2月6日(土)・7日(日)の2日間です。受験願書を含む受験手続書類は、2026年10月中旬以降に配布される予定とされています。
つまり10月は、希望順位の最終締切(10月9日)、マッチング結果発表(10月22日)、国試の願書取り寄せが同時に押し寄せる月になります。ここで学習リズムを崩す6年生は毎年少なくありません。9月までにマッチング関連の判断を終わらせておくことが、そのまま国試対策の時間を守ることにつながります。
よくある質問
Q. 2026年度マッチングの参加登録の締切はいつですか?
2026年7月30日(木)14時(13時59分まで)です。システム時刻で締切と同時に、操作の途中であっても登録は打ち切られます。
Q. 締切を過ぎてしまった場合、救済措置はありますか?
ありません。マッチング協議会は、端末の不具合・停電・病気・怪我など、いかなる理由であっても期限後の登録はできないと明示しています。締切前に完了させる以外の方法はないと考えてください。
Q. 参加登録用のID・パスワードはどこで手に入りますか?
所属大学の事務局から配布されます。受け取った覚えがない、紛失したという場合は、直ちに大学の事務局へ問い合わせてください。海外の医学部出身者は、別途申請フォームからの手続きが必要です。
Q. 参加登録さえすれば、病院はあとから選べますか?
参加登録は「マッチングに参加する権利」を得る手続きです。実際の志望病院の選択は、9月11日14時から始まる希望順位登録で行います。ただし順位に登録できるのは、選考(採用試験)を受けた病院に限られるため、夏の採用試験を受けていない病院を後から追加することはできません。
Q. 登録した病院すべてに順位をつける必要がありますか?
いいえ。入職してもよいと思える研修プログラムのみを登録するのが原則です。行く気のない病院を「保険」として下位に入れると、その病院にマッチしてしまう可能性があります。
Q. マッチング結果はいつわかりますか?
2026年10月22日(木)14時に、オンラインで組み合わせ決定が発表されます。
Q. 広域連携型プログラムⅠとⅡの違いは何ですか?
研修する順序が異なります。Ⅰは1年目を大学病院、2年目を医師少数県の協力病院で研修します。2027年度から新設されるⅡは、1年目を協力病院、2年目を大学病院で研修する形式です。
まとめ:今日、5分だけ時間をつくる
マッチングの参加登録は、実習の合間の数分で終わる手続きです。それでも毎年、締切に間に合わない学生が出ます。理由はほとんどの場合、能力でも情報不足でもなく、「あとでやろう」と思ったまま当日を迎えてしまうことです。
まずはIDとパスワードを探し、登録を済ませてください。そのうえで、9月11日・10月9日・10月22日をカレンダーに入れる。ここまでやれば、この夏の残りは国試対策と採用試験に集中できます。
MediEは「教えない、導く。」をモットーに、医学部の進級対策・CBT・医師国家試験対策を専門とする個別指導塾です。マッチングと国試対策が重なる6年生の秋を、どういう配分で乗り切るか。一人で抱え込む前に、一度ご相談ください。
本記事は2026年7月時点で公表されている医師臨床研修マッチング協議会および厚生労働省の情報に基づいて作成しています。日程・手続きは変更される場合があるため、最新かつ正確な情報は必ず公式サイトでご確認ください。