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OSCEに落ちる人の割合や落ちないコツ、各課題の対策を徹底解説!【医学部4年生・Pre-CC】

目次

「OSCEに落ちる人はどのくらいいるの?」
「時間切れでOSCEに落ちたらどうしよう…?」
とお悩みではありませんか?

CBTと並んで、医学部四年生にとって大きな壁となるOSCE。2023年度より公的化され、基準が統一されたことも重なり、落ちるのではないかと不安な学生はたくさんいます。

そこで、この記事では「OSCEに落ちる人の特徴」や「OSCEに落ちないためのコツ」を中心に、試験の内容・評価方法・対策まで徹底解説します。先輩たちの経験談も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

個別指導塾MediEでは、医学指導の専門家がOSCE試験に向けた計画や対策をサポートしてくれます。コーチング型の指導をしてくれるので、OSCE試験に合格したいあなたはこちらからぜひ一度相談してみてください。

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Pre-CC OSCE(オスキー)に落ちる人は何%?再試験はある?

まずはOSCEに落ちる人は全受験者のうち何%なのか見ておきましょう。

医学部のOSCE(オスキー)には、4年次に受けるPre-CC OSCEと6年次に受けるPost-CC OSCEがありますが、本記事ではPre-CC OSCEについて紹介します。CCとはクリニカル・クラークシップ(診療参加型実習)の略で、合格しないと病院での実習ができません。以下、OSCEと略します。

Pre-CC OSCEの合格率は約90%

Pre-CC OSCEの合格率は約90%と、ほとんどの人が通過しています。実際、2020年では「明らかに不合格」が0.1%、「不合格だが改善可能」が1.4%、「合否境界領域」が7.1%という結果でした。(参照元:厚生労働省「共用試験OSCEについて(医学生共用試験部会資料)」

つまり、OSCEに落ちる人は全受験者のうち約10%ということになります。ひと学年100人であれば、あなたの友達10人が落ちるという計算です。決して油断できる数字ではありません。練習では完璧にできていても本番の緊張で頭が真っ白になった話も聞くので危機感を持って臨みましょう。

Pre-CC OSCEは落ちても再試験あり

Pre-CC OSCEに万が一落ちてしまったとしても、再試験があります。 再試験のポイントは以下の通りです。

  • 受験するのは、課題到達基準に達しなかった領域のみ。例えば、腹部診察が基準に満たなかった場合、腹部診察のみ再受験となる。
  • 再試験の合格判定は、再試験した領域の評点のみ入れ替えて、残りは本試験の評点を用いて行われる。
  • 再受験料はCBTとOSCEの合計金額を再度払うことになるので、経済的負担は大きい

本試験に落ちたら留年というわけではありませんが、なるべく本試験で受かりましょう。

Pre-CC OSCEに落ちる人の6つの特徴

OSCEでミスをして落ちるのには、いくつかパターンがあります。

ここでは、Pre-CC OSCEに落ちる人の特徴を6つ紹介します。あなたの身にも起こりうるものなので、ぜひチェックしてください。

OSCEに落ちる人の特徴は以下の6つです。

  1. 時間切れになってしまう
  2. 手順を間違えてしまう
  3. 患者さんの本人確認を忘れてしまう
  4. 専門用語を多用してしまう
  5. 患者さんへの配慮が足りない
  6. ミスをしてパニックになってしまう

以下で詳しく解説していきます。

落ちる人の特徴①:時間切れになってしまう

特徴の1つ目は、時間切れになってしまうことです。

練習が不十分だったり、本番の緊張感で頭が真っ白になったりすると、想定以上に時間がかかってしまうことがあります。複数の領域で時間切れになってしまうと、落ちるリスクはかなり上がると言われています。

練習でも常に時間を計って行うことにより、本番でも落ち着いて臨むことができます。

落ちる人の特徴②:手順を間違えてしまう

特徴の2つ目は、手順を間違えてしまうことです。

大学によって多少差はありますが、OSCEで課される課題は8領域ほどあります。(課題内容は後半で解説します)それぞれに対して、細かな手順が決まっており、学生は限られた時間内で淡々とこなしていく必要があります。

ここで、誤った順番で行うと安全性の観点から不適切とみなされ減点・不合格となることがあります。練習ではなぜその順番で行うのか意識して覚えましょう。

落ちる人の特徴③:患者さんの本人確認を忘れてしまう

特徴の3つ目は、患者さんの本人確認を忘れてしまうことです。

課題により条件が様々ですが、患者さんの本人確認は必ず行う必要があります。

例えば、採血のときに本人確認を忘れてしまったとしましょう。誤った輸血をしてしまい、最悪の場合は患者さんの生命を脅かすことも考えられます。

本人確認は、練習でどんなに意識していても本番で忘れてしまうポイントです。本人確認の重要性を再度意識しましょう

落ちる人の特徴④:専門用語を多用してしまう

特徴の4つ目は、専門用語を多用してしまうことです。

医師は、患者さんが専門用語について詳しく知らないものとして対応しなければなりません。わかりやすい言葉で言い換えて説明することが大切です。

専門用語ばかり使う診察は、医師と患者さんとの信頼関係を崩すことにもつながります。緊張のあまり専門用語ばかりを使ってしまう話も聞くので注意しましょう。

落ちる人の特徴⑤:患者さんへの配慮が足りない

特徴の5つ目は、患者さんへの配慮が足りないということです。

問診の際、家族のことや妊娠・性活動などについて聞くことがあります。このとき、ストレートに質問するのではなく、「女性の方には皆さんお聞きしているのですが…」や「症状と関連があるかもしれないので、ご家族のことも伺ってよろしいですか?」など前置きを入れたほうが好ましいです。

患者さんの不安に寄り添いつつも必要な情報の聞き取りを行いましょう。

落ちる人の特徴⑥:ミスをしてパニックになってしまう

特徴の6つ目は、ミスをしてパニックになってしまうことです。

これは誰しも今まで経験したことがあると思います。1つミスをしてしまったことにより、さらに焦ってしまいミスを連発してしまうのです。

誰しも本番では緊張して1つ2つのミスはするもの、くらいの意識を持ちましょう。ミスをしても他の領域でカバーすれば落ちません。落ち着いて臨むことが大切です。

Pre-CC OSCEで落ちる人にならないための10のコツ

Pre-CC OSCEで落ちる人の特徴を見てきました。つづいては、Pre-CC OSCEで落ちる人にならないためのコツを10個紹介します。

  1. 先輩や先生に相談する
  2. 実践練習は同級生などと複数人で行う
  3. 練習を動画に撮って見返す
  4. 本番と同等の声量や姿勢で練習する
  5. 1つ1つの動作の前に必ず声がけをする
  6. 患者の確認・消毒・感染性廃棄物の処理も忘れない
  7. 必ずお互いにフィードバックを行う
  8. とにかく繰り返し練習をする
  9. 講義でしか練習できないものは予習をしておく
  10. 現役医師による練習会があれば必ず参加する

1つずつ詳しく解説していきます。

コツ①:先輩や先生に相談する

コツの1つ目は、先輩や先生に相談するということです。

実際にOSCEを経験した人や出題する人から聞くアドバイスはとても貴重です。どのような対策をいつから始めたのか、何に注意するべきか、ぜひ経験者の生の声を聞いてみてください。

また、CBTやOSCEが開催される月は大学によって違います。他のテストや行事がある中でいかに勉強するかも聞いてみましょう。

コツ②:実践練習は同級生などと複数人で行う

コツの2つ目は、実践練習は同級生などと複数人で行うということです。

OSCEの対策には動画やPDF資料などの媒体があり、一人でも練習はできます。しかし、実践練習をする際には、同級生と一緒に行うのがおすすめです。

お互いに客観的に観察できるため、自分では気が付かなかった部分に気づいてくれアドバイスし合えます。

また、一緒に頑張ることでOSCEに受かるためにチームとしてのモチベーションも上がっていきます。ぜひ友達を誘って対策しましょう。

コツ③:練習を動画に撮って見返す

コツの3つ目は、練習を動画に撮って見返すということです。

診察や手技をするとき、ぜひ友人に動画を撮ってもらいましょう。そしてその動画を何度も見返して反省します。

コツ②の友人からのアドバイスと合わせて、自分でも動画で振り返ることで、何がよくて何が悪いかがわかります。動画を撮る方法は自分一人で練習するときにも役立つ方法です。

コツ④:本番と同等の声量や姿勢で練習する

コツの4つ目は、本番と同等の声量や姿勢で練習するということです。

練習するときは、常に本番のような気持ちで声を出し手技を行いましょう。悪い例として、「本番はきちんとやるから」とOSCEに臨んだ結果、緊張のあまりうまくできなかったケースがあります。

本番は緊張するため、練習よりうまくいかないことがほとんどです。練習から手を抜かずに本気で臨みましょう。

コツ⑤:1つ1つの動作の前に必ず声がけをする

コツの5つ目は、1つ1つの動作の前に必ず声がけをするということです。

課題にはたくさんの手順があります。その各手順を行う前に「今から胸の音を聞いていきますね」のように患者さんに声がけを行いましょう。患者さんとの信頼関係が築けるだけでなく、あなた自身の確認作業にもなります

電車に乗るとき、車掌さんが指を差し声を出しながら安全確認している様子を目にすることがあります。声に出すことにより意識レベルが上がり、確認精度が上がると言われています。

コツ⑥:患者の確認・消毒・感染性廃棄物の処理も忘れない

コツの6つ目は、患者の確認・消毒・感染性廃棄物の処理も忘れないということです。

OSCEには手技の流れ以外にも様々な評価項目があり、主なものに上記の3つがあります。これらは特に意識から抜け落ちやすいものです。

十分に対策していても当日の緊張でゴミを分別できなくなる人がいるので注意が必要です。

コツ⑦:必ずお互いにフィードバックを行う

コツの7つ目は、必ずお互いにフィードバックを行うということです。

練習をするとき、友達と積極的に指摘し合いましょう。注目するべきポイントとしては、基本の手技だけでなく患者確認・消毒・ゴミの分別・患者への細かな声掛けなどがあります。

また、後半で詳しく紹介しますが、評価項目の中には、全体の流れや円滑さ、医師としてふさわしくない行為などを評価する概略評価があります。概略項目は自分では気づきにくいミスがある可能性が高いので、特に友人の力を借りて練習しましょう

コツ⑧:とにかく繰り返し練習をする

コツの8つ目は、とにかく繰り返し練習するということです。

すべての勉強や暗記は反復が大切と言われています。OSCEに置き換えると、自分では課題となる手順を完璧にできたつもりでも、少し時間を置くと手順をいくつか忘れていることがあります。

決して油断することなく、「ミスをするかもしれない」と思いながら何度も練習をしましょう

コツ⑨:講義でしか練習できないものは予習をしておく

コツの9つ目は、講義でしか練習できないものは特に予習をしておくということです。

採血など一部の手技では、特別な器具を使って試験が行われます。しかし、その器具は講義で1度しか扱うことができません。

つまり、練習回数が限られているものについては、講義前に動画や資料で十分に予習しておく必要があります。講義では、針を入れる感覚に集中できるようにしましょう。

コツ⑩:現役医師による練習会があれば必ず参加する

コツの10個目は、現役医師による練習会に参加するということです。

地域によっては、病院が現役医師を招いてOSCEの練習会を開いているところがあります。実際にOSCEを乗り越え、現場で活躍されている先生方からみてもらえる機会はとても貴重です

練習会に参加した学生からは「本番の課題が出る量と時間の感覚がなんとなくわかった」という感想がありました。腕試しもかねてぜひ参加しましょう。

OSCEでこんな失敗をした!医学部の先輩達の経験談を紹介

ここでOSCEを乗り越えられた先輩方の経験談を紹介します。どんなに対策していても何かしらミスは起こってしまうものです。

今回は現役医学部生である筆者がいろんな先輩から失敗談を聞いてきました。「自分もこんなミスをしないかな?」と考えながらぜひ参考にしてください。

胸部診察で胸に聴診器を当てる際に3秒ほどしっかり当て続けなかったため落ちた

採血で器具で自分の皮膚を傷つけてしまい出血し落ちた(針刺しではない)

頚部診察のみ時間内に終わらなかったが受かった

採血で血が取れなかったが受かった

患者確認をし忘れた

アルコール綿の確認を忘れた(赤くなる人にはヘキシジンを使う)

ゴミの分別を間違った

手袋をつけるのに苦戦して時間切れになった(あまりに手間取ったら「つけたこととします」みたいに宣言して潔く進むべし)

救急における対応を間違った

心臓が動いていたのに心臓マッサージをした人がいた(AEDの音声をしっかり聞くべし)

採血に失敗した(1回やり直す程度の時間はあるが血が採れなくても落ちないことがわかったので潔く次に進むのもあり)

聴診の際に左右を間違えた(ありえないミスに思えるが緊張するとやりがちなんだとか…)

医学部4年生で受ける共用試験Pre-CC OSCEとは

ここでは、医学部4年生で受ける共用試験Pre-CC OSCEとはどんなものか解説していきます。具体的には、課題内容と評価についての紹介です。

Pre-CC OSCEとは

  • 課題内容について
  • 評価について

OSCEの全体像をつかむことで適切に準備を進めましょう。

共用試験Pre-CC OSCEの課題内容について

まず、Pre-CC OSCEの課題内容について紹介します。OSCEは基本6課題領域と呼ばれる、「医療面接」・「頭頚部」・「胸部・全身状態とバイタルサイン」・「腹部」・「神経」・「基本手技・救急」の6つからなります。

それぞれ制限時間が決まっており、多くの場合「ステーション」と呼ばれる部屋を回りながら課題をこなしていくという流れです。各部屋には教員がおり一定の基準のもと採点が行われます。

厚生労働省が提示している試験内容はこちらです。

●基本6課題領域
医療面接 10分
頭頸部 5分
胸部・全身状態とバイタルサイン 5分(※)
腹部 5分
神経 5分
基本手技・救急 5分(※)
●追加課題領域 各5分
実施大学の希望に応じて、四肢と脊柱、※印 の課題など最大3課題領域を追加実施可能

引用元:厚生労働省「共用試験OSCEについて(医学生共用試験部会資料)」

意外と時間が短いと感じたかもしれません。限られた時間内でいいパフォーマンスができるようにたくさん練習を行いましょう。

共用試験Pre-CC OSCEの評価について

次にOSCEの評価について見ていきましょう。評価は大きく細目評価と概略評価の2つに分かれます

細目評価はチェックリスト形式の評価項目によるもので、概略評価は細目評価で採点しきれない全体の流れや円滑さ、医師としてふさわしくない行為などをみられます。概略評価は1~6の全6区分の評価です。

●評価方法
チェックリスト形式の評価項目による細目評価と細目評価で評価困難な全体の流れや円滑さ、医師としてふさわしくない行為などを評価する概略評価の2本立。
●概略評価の区分
6 優れている(医師と違いがないレベル)
5 良い(学生としては良くできるレベル)
4 合格レベル(最低要求レベルよりは上)
3 合否境界領域
2 不合格だが改善可能
1 明らかに不合格

引用元:厚生労働省「共用試験OSCEについて(医学生共用試験部会資料)」

OSCEの課題内容と評価について見てきました。大まかなイメージはつかめたと思います。各課題における対策を続けて紹介します。

現役医学生が教える!Pre-CC OSCEの各課題における対策

先ほど基本6課題領域について紹介しました。ここからはそれぞれの特徴と対策を見ていきましょう。基本的にはハンドブックを見て手順を覚えていけば大丈夫です。

  1. 医療面接
  2. 頭頸部診察
  3. 胸部診察
  4. 全身状態とバイタルサイン測定
  5. 腹部診察
  6. 神経診察
  7. 基本的臨床手技
  8. 救急

診察の内容すべてを扱うことはできないので、特に意識するべきポイントや注意点を挙げました。ぜひ参考にしてください。

①医療面接における対策

医療面接は患者さんと良好な関係を築き、適切な情報収集をするためにとても重要です。診断に必要な情報の7割は医療面接によって得られるとも言われています。面接では患者さんの症状を中心に解釈モデルや家族歴など様々聞いていきます

以下に、症状について詳しく知るための「LQQTSFA」を紹介します。

  • Location(位置):どこで症状が起こっているか。
  • Quality(質的内容):症状の性状。例えば、お腹が痛かったら、どのように痛いか
  • Quantity(量的内容):症状の強さや大きさ。例えば、お腹がどれくらい痛いか
  • Timing(時間的経過):症状はいつから起こったか、また、どのように変わったか。
  • Setting(状況):症状はどんな状況で起きたか
  • Factor(寛解増悪因子):症状がよくなったり悪くなる要素はあるか
  • Associated manifestation(随伴症状):主訴に随伴する症状について。例えば、お腹が痛いときに吐気はするかなど。

②頭頸部診察における対策

頭頚部診察は、他の診察と比べてそれぞれの手技が単純です。焦らずスムーズに診察を行えるよう練習を行いましょう。

意識するべきポイントとしては、以下が挙げられます。

  • 頭皮の視診は頭髪をかき分けて行う
  • 口唇・口腔・咽頭は比較的自覚症状が出やすいので、観察だけでなく自覚症状の有無も聞く
  • 副鼻腔やリンパ節などは片方づつ触診して、採点官に両方診察していることをアピールする

③胸部診察における対策

胸部診察は、衣服を脱がせて肺を中心に診察を行います。聴診のみでなく、視診で述べなければいけない内容を確認しておく必要があります。

意識するべきポイントとしては、以下の通りです。

  • 視診は胸部全体を露出した状態で行う
  • 患者さんの脱衣による羞恥心を気づかってバスタオルや診察用ガウンを適宜使用する
  • 聴診では必ず深呼吸で行うようにする
  • 座位と臥位のどちらもできるようにしておく

④全身状態とバイタルサイン測定における対策

全身状態とバイタルサイン測定では、全身状態を確認し、体温・呼吸・脈拍・血圧を測定します

意識するべきポイントとしては、以下の通りです。

  • 血圧測定は練習を入念に行う
  • 座位・臥位のどちらもできるようにしておく
  • パルスオキシメーターでサチュレーション(SpO2)を測定するのを忘れない

⑤腹部診察における対策

腹部には消化器系、泌尿器系、生殖器系などの器官があり、腹部疾患を診断するうえで重要な所見が集まるところです

意識するべきポイントを以下に挙げます。

  • ズボンを鼡径部のあたりまで露出させるので羞恥心に配慮してバスタオルを使用する
  • 聴診器を当てるとき、冷たくないように手のひらで温めてから当てる
  • 触診しながら表情も見て、痛みがないか調べる

⑥神経診察における対策

神経診察は独立した診察手技で、患者さんの症状から局所診断を行なう重要な項目です。苦手意識を持つ学生は多いですが、いったん神経局在診断の基本を知ればスムーズに覚えられるようになります。

意識するべきポイントは、以下の通りです。

  • それぞれの神経がどの脳神経に対応しているか確認する
  • 運動系は、錐体路・錐体外路・小脳系の障害を調べて理解しておく
  • 眼球運動をみるとき、動かした示指は端でいったん止める

⑦基本的臨床手技における対策

基本的臨床手技では、ゴミ(感染性廃棄物)の処理や採血、手袋・マスクの着用などを行います。

意識するべきポイントとしては、以下が挙げられます。

  • 多くの場合採血は講義で1度しか練習できないので、予習をしっかりしておいて講義では手の感覚に集中する
  • 採血のとき、針を抜いてから駆血帯を外す
  • 手袋・マスクの着用のとき、着ける順番・廃棄の順番・廃棄の分別に注意する

⑧救急における対策

救急では、倒れている人に対して心肺蘇生を行います

意識するべきポイントとしては、以下が挙げられます。

  • 周囲が安全であること(鋭利なものや体液などの危険や汚染がないこと)を口に出して確認する
  • 標準予防策(手袋やマスク)に配慮する
  • AEDの音をしっかり聞く(心停止ではないのに胸骨圧迫はしてはいけない

まとめ:OSCEに落ちないようコツを押さえて練習しよう

ここまで「OSCEに落ちる人の特徴」や「OSCEに落ちないためのコツ」を中心に、試験の内容・評価方法・対策まで解説してきました。9割が合格する合格率の高い試験ですが、決して油断はできません。

OSCEで失敗した人の経験が詰まった記事なので、あなたはミスのパターンを熟知していることになります。本番を意識して何度も練習し、ぜひOSCEに合格してください。応援しています。

個別指導塾MediEでは、医学部を経験した専門家がマンツーマンでコーチング型の指導をしてくれます。OSCE対策も可能なので、試験に不安を感じているあなたはこちらから詳細を確認してみましょう。

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